2010.12.15 メディア情報
旅の手帖「温泉ファンの小部屋」
旅の手帖「温泉ファンの小部屋」に掲載いただきました。
2010年12月
交通新聞社
この月から始まった新企画「温泉ファンの小部屋」で、積善館が紹介されました。
このコーナーは、「とっておきの温泉教えあいっこ」と題して、全国の温泉ファンによる、温泉ファンのための投稿コーナーです。
投稿して下さったのは、神奈川県在住の方。投稿して頂いた本文をご紹介いたします。
四万温泉の中でもおすすめしたい宿 積善館
四万の病に効くといわれる四万温泉にあって、元禄7年(1694)に湯宿として開業し、善いことを積み重ねていくという営業方針から名付けられたという「積善館」は、確かに温泉ファンならば一度は訪ねたい温泉である。県の重要文化財に指定された「元禄の湯」のある本館。桃山様式の山荘、それに松林の中に建てられた佳松亭と、広い敷地に年代順に建てられた建物にはそれぞれ趣がある。
特に、「元禄の湯」の「蒸湯」は熱い温泉の蒸気を利用した、まさに天然のサウナで見逃せない。ただ、四万温泉の奥の方に位置し、敷地も広く、泊まる建物によって道順が違うので気をつけたい。知らずに本館へ車を着けたが、予約した佳松亭はずっと上だったので、大きく迂回しなければ辿り着けなかった。はじめての人は事前確認が必要だ。
源泉の温度は62度以上で、3つの建物にそれぞれの温泉がある。泉質は塩化物・硫酸塩泉で、無色透明で肌にやわらかい。整腸効果があり、下痢気味の人は温かいものを、便秘気味の人は冷えたものを飲むと効果覿面だそうだ。下痢気味で少し食べ過ぎた私は、温かいのを一杯飲んだら、確かに効果があった。